ポッドキャスト: ポッドキャストに恋をする #ポキログ by 桐野美也子
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103 – 1500億円を投じても儲からないポッドキャストという媒体/30秒の環境音をループしても儲からない/NHKが焚き火の映像を1時間流すらしい
Spotifyは2019年からポッドキャストをビジネスとして捉え、スタジオを買収したり、セレブなパーソナリティと契約したりと、巨額の投資(約1500億円)をしてきました。でも、儲かっていないようです。ポッドキャストって本当に儲からないんだな、と絶望的な気分になりますが、どうなんでしょうか。その一方、Spotifyからの支払いを増やすために30秒のトラックを24時間ループさせ続ければ20万円ほど儲かるというような話もありますが、事実とは異なるというやりとりがあったようです。NHKの焚き火番組はすごいなと思
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102 – 環境音ポッドキャストで260万円を稼ぐ/LISTENでポッドキャストをゼロから始める手/ポッドキャストで犯罪解決するミステリ小説/朝日新聞いいマイク使ってるね
ループされがちな環境音のポッドキャストで高額を稼ぐポッドキャストをSpotifyが禁止だそうで、ポッドキャストで環境音を流すというアイディアはアリだなとは思いますが、広告プログラムの趣旨にはそぐわないようです。ポッドキャスト書き起こしサービスLISTENが、自前でポッドキャストをホスティングできるようになりました。あとはサービスの先行きの安定性や、いざという時他のサービスに乗り換える引越し機能があるかどうかが気になるところです。イギリスのミステリ小説でポッドキャストが仕掛けとして出てきたので、ご紹介しま
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101 – 2023年末までにYouTubeがポッドキャストRSSに完全対応/ポッドキャストでラジオ広告は嫌われスキップされる/ジャパンタクシーには動画広告あるよね
2023年内にYouTubeがポッドキャストのRSSフィードに対応するとGoogleの関係者からコメントがあったようです。現在は南北アメリカのみですが、日本のYouTube Musicでポッドキャストも検索できるようになるようで、楽しみですね。ポッドキャストでラジオ広告をそのまま流しても誰も聞かないという件、テレビコマーシャルをTikTokで流さないとの同じだよと言われれば、確かにそうです。インディーズポッドキャスターのマニフェスト、最後の10個目は、富や名声ではなく情熱が大事だと。「3年間、誰も番組を
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100 – 動画切り抜きをポッドキャストにする/ジャパンタクシーにはラジオがついてない/世界の見え方が少し変わるポッドキャスト
切り抜き動画が定着して久しいですが、動画の切り抜きをポッドキャストにしてしまう(しかもそこに広告をつけてしまう)アイディアには驚きました。そういうのもニーズがあればアリですよね。儲かるから自発的に切り抜く人も出てくるということでしょうか。最近増えてきたトヨタのジャパンタクシーの車両にはラジオが標準搭載されていないそうで、これもびっくりです。インディーズポッドキャスターのマニフェストは9つまできました。今回は「インディーズポッドキャスターはリスナーの世界の見え方を変える」です。エピソードは協働作業(コラボ
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099 – 軟骨伝導という新技術が寝フォン候補に/自分を過小評価するインポスター症候群を乗り越えろ/情熱がインディーズには大事!
骨伝導ならぬ軟骨伝導という新しい方式の製品が出始めているんですね。頭蓋骨ではなく耳の周りの軟骨を使う方式は、なかなか面白そうです。ただ、寝フォンとして使うにせよ、エクササイズで使うにせよ、まだ軟骨伝導は決定打にはならないような……。インディーズ・ポッドキャスターのマニフェスト、10のうち8番目は、情熱で障害を乗り越えろ、です。だいぶ精神論的ですが、面白いところもたくさんあります。桐野宛のメッセージは特設のGoogleフォーム https://forms.gle/rogtYCgZojnq8Uux7 から。
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098 – 番組制作費コミコミ20万円なのか/自動文字起こし機能がポッドキャストの動画化でも便利/ポッドキャストのフォーマットに正解やバズる法則はない!
自分がポッドキャスト制作している作業に値段をつけたことはないけれども、20万円という数字はちょっと面白かったので紹介しました。ブラックマジックデザインの動画編集アプリ Davinchi Resolve が 18.5 で文字起こし・自動字幕機能を追加しました、ただし有料の Studioライセンスが必要です。インディーズ・ポッドキャスターのマニフェスト、7番目は「多様性が大事」です。励まされる人も、突き放されたような気分になる人もいそうです。桐野宛のメッセージは特設のGoogleフォーム https://f
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097 – ポッドキャストにストレス低減効果/アップテンポな音楽は運動効果を高める/夏休み、ポッドキャストの録りだめはアリかナシか?
ポッドキャストを聴きながら歩くのはストレス解消効果があるようです。ただし、ニュース以外のポッドキャストを。オーディオブックの場合も、フィクションを。現実から少し目を逸らすような視点が、日常生活のストレスを軽減するってことでしょうか。ロンドンのブルネル大学のコスタス・カラゲオルギスらの研究から紹介しました。桐野宛のメッセージは特設のGoogleフォーム https://forms.gle/rogtYCgZojnq8Uux7 から。届いたメッセージは即、次回の番組内で紹介しています。お待ちしています。マスト
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096 – Listenの文字起こしと話者分離/リスナーに説教せず会話する/リスナーの声を聞くにはどうすればいいか?
当番組086でベータ版を紹介したListenが正式サービスを提供しています。文字起こしの精度は高く、新しく提供されている「話者分離」もなかなか便利です。ただ、ポッドキャストのプラットフォームになってコミュニティを形成する場になっているかというとそうでもなく。ポッドキャスターにとっては気持ち良いサービスなのですが。インディーズ・ポッドキャスター向けの10の心得、今日は5つ目「リスナーの声を聞く」です。そんなの当たり前かと思うかもしれませんが、ポッドキャストというメディアはリスナーがリアクションしにくいメデ
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095 – 1日あたりのポッドキャスト利用時間/番組は一人語りでスタートがほぼ半数/でも生き残る番組の半数はインタビュー形式/Twitterがなくなって一番困るのは音声メディア?
冒頭の話題は統計の読みかたについて、無粋なツッコミを入れてしまいました。記事では数字を「分:秒」で読めと書いてあるのですが、どう考えても「時間:分」だと思ったんですよね……ただ、自信があるわけでもなく、皆さんの判断があればお聞きしたいです。「インディーズポッドキャスター10の心得」の4つ目は「番組フォーマットは常に新しくしていく」です。ほぼ半数の番組が一人語りのソロでスタートするのですが、長く生き残っている番組のほぼ半数がインタビュー形式だそうです。色々考えさせられます。 桐野宛のメッセージは特設
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094 – AIポッドキャストが不要な理由/人間を代替しないAIの活用法とは/ポッドキャスト制作作業を最適化する/ボイストレーニングは不要か?
現状400万番組を超えるポッドキャストの世界で、わざわざAIポッドキャストに取り組む理由はほぼ無いのに、それでもAIが使われる理由をWiredが考察していました。これからどうなっていくのかは興味深いですね。連続で紹介している「独立系ポッドキャスト宣言」から3つ目の柱「作業を合理化する」をです。時間とお金が限られる中、どこにそのリソースを割くのかが長く一定の質のコンテンツを作り続けるには重要だよねと。桐野宛のメッセージは特設のGoogleフォーム https://forms.gle/rogtYCgZojn