ポッドキャスト: ポッドキャストに恋をする #ポキログ by 桐野美也子
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096 – Listenの文字起こしと話者分離/リスナーに説教せず会話する/リスナーの声を聞くにはどうすればいいか?
当番組086でベータ版を紹介したListenが正式サービスを提供しています。文字起こしの精度は高く、新しく提供されている「話者分離」もなかなか便利です。ただ、ポッドキャストのプラットフォームになってコミュニティを形成する場になっているかというとそうでもなく。ポッドキャスターにとっては気持ち良いサービスなのですが。インディーズ・ポッドキャスター向けの10の心得、今日は5つ目「リスナーの声を聞く」です。そんなの当たり前かと思うかもしれませんが、ポッドキャストというメディアはリスナーがリアクションしにくいメデ
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095 – 1日あたりのポッドキャスト利用時間/番組は一人語りでスタートがほぼ半数/でも生き残る番組の半数はインタビュー形式/Twitterがなくなって一番困るのは音声メディア?
冒頭の話題は統計の読みかたについて、無粋なツッコミを入れてしまいました。記事では数字を「分:秒」で読めと書いてあるのですが、どう考えても「時間:分」だと思ったんですよね……ただ、自信があるわけでもなく、皆さんの判断があればお聞きしたいです。「インディーズポッドキャスター10の心得」の4つ目は「番組フォーマットは常に新しくしていく」です。ほぼ半数の番組が一人語りのソロでスタートするのですが、長く生き残っている番組のほぼ半数がインタビュー形式だそうです。色々考えさせられます。 桐野宛のメッセージは特設
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094 – AIポッドキャストが不要な理由/人間を代替しないAIの活用法とは/ポッドキャスト制作作業を最適化する/ボイストレーニングは不要か?
現状400万番組を超えるポッドキャストの世界で、わざわざAIポッドキャストに取り組む理由はほぼ無いのに、それでもAIが使われる理由をWiredが考察していました。これからどうなっていくのかは興味深いですね。連続で紹介している「独立系ポッドキャスト宣言」から3つ目の柱「作業を合理化する」をです。時間とお金が限られる中、どこにそのリソースを割くのかが長く一定の質のコンテンツを作り続けるには重要だよねと。桐野宛のメッセージは特設のGoogleフォーム https://forms.gle/rogtYCgZojn
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093 – ポッドキャスト20周年/現存する世界最古の番組/番組作りのコツは「なぜ」を問うこと/「万人向け」は誰にも響かない
ポッドキャストの歴史は2003年7月9日にハーバード大学で始まったとされていて、ちょうど20周年になります。アダム・カリー、デイヴ・ワイナー、そしてクリストファー・ライドンの3人を軸に始まりを紹介しました。二つ目の話題は独立系ポッドキャストを支える10本の柱、前回092につづいて2本目の柱「目的を定めろ」を紹介。「万人向けはターゲットを定めていないことと同じだ」という言葉が響きます。今回は先日新しく購入したMacBook Proで収録しました。激安でしたが、ヒヤリとしたエピソードはパーティータイムで。桐
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092 – インディーポッド宣言/長く続けることは楽しむこと/Androidユーザーはポッドキャストをどうやって聞いているの?
The Podcast Hostが発表した独立系ポッドキャスターに向けた「インディーポッド宣言」から、10本の柱の1つ「長く続けること」を紹介します。他、Androidユーザーにポッドキャストを勧めるときに困っていたのが、何で聞いてもらうかでした。AppleデバイスとAndroidデバイスではポッドキャストの再生環境が大きく違うデータに納得するやら困るやら。全体的にはSpotifyが強いってことでしょうか。桐野宛のメッセージは特設のGoogleフォーム https://forms.gle/rogtYCg
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091 – 子ども向けポッドキャストという市場/YouTubeが自動で外国語に吹き替えてくれるようになる?/日本のポッドキャスト黎明期の調査に向けて
子ども向けポッドキャストアプリをインストールして試してみました。3〜13歳の子ども(を持つ親)がターゲットのようです。英語だけですが、日本では語学学習用にもいいんじゃないかと思いました。YouTubeが新技術で動画の音声トラックのみを合成音声で別言語に翻訳・吹き替える機能を来年以降に提供予定だそうです。YouTubeにアップロードしたポッドキャストは現状でも字幕は自動でつきますが、これが別言語に吹き返されるようになったらすごいですね。個人的に関心があって2005〜2007年の日本のポッドキャストの最初の
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090 – 本物そっくりの声をAIが生成する可能性とリスク/ポッドキャストリスナー全体の過半数にリーチするためには?/コミュニティFMさんを訪問してきました
主に機械学習による便利なAIツールがポッドキャスト界隈でも続々リリースされていますね。本物そっくりの声が自由に生成できるようになると便利になる反面、どんなリスクがあるのか。Wiredの記事から考えました。アメリカのエジソンリサーチのデータで、ポッドキャストのTOPいくつの番組に広告を出すと、全リスナーの半分まで到達するのか。答えはTOP44番組だそうです。いわゆる「ロングテール」を形成するポッドキャストのランキングですが、単に多数に届けば良いというものでもないのが広告の面白いところですね。桐野宛のメッセ
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089 – 日本でもリスナー調査始まる/Spotifyポッドキャスト部門が縮小/ポッドキャストの書籍化が進む/2005年12月の日経新聞で「ポッドキャストが米国で流行語に」と紹介
約1200人を対象とした「ポッドキャストユーザー意識調査」が2023年から始まったようです。10〜20代の若者に的を絞ったデータや分析をいくつか紹介します。Spotifyが人員削減を進める中で、ポッドキャスト部門でも200人を削減とのこと。どれくらいのインパクトなのでしょうか。芸能人やラジオパーソナリティなどのポッドキャストの書籍化が進み、売れているという日経の記事。ついでに古い日経新聞も調べてみて、2005年にポッドキャストを紹介していた記事を取り上げました。桐野宛のメッセージは特設のGoogleフォ
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088 – ポッドキャスト制作補助AIがリリース/オーディオ業界における平等性、人種と性別による収入格差を問題視/劇場版スーパーマリオの英語アクセントを知りたい!
旧アンカー(現・スポティファイ・フォー・ポッドキャスター)に次ぐシェアをもつバズスプラウトが、番組制作を補助するAIツールをリリースしました。ただし有料です。時間の節約には大いに役に立ちそうですが……。EAP(オーディオ業界における平等性)プロジェクトが、白人ではなく、男性でもない場合、収入がガタ落ちする現状を問題提起しました。EAPはBBCやSpotifyなど350以上のオーディオ関連企業が署名する運動です。日本は蚊帳の外なのかもしれませんが、他人事ではないなと紹介しました。パーティータイムでは劇場版
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087 – 企業がポッドキャストに取り組む動機/米国限定だったEdison Podcast Metricsが英国に進出/ゼルダの伝説の海外CM/ポッドキャストランキングで番組ページを編集する方法
企業やブランドの支持者を増やすオウンドチャネルとしてポッドキャストに取り組む企業が出てきているとのこと。ただ長期的に取り組んでもなかなか結果が見えにくメディアなので、どれくらい企業が継続できるんでしょうか。2000人を対象に定期的な聴取調査を続けるアメリカのEdison Podcast Metricsがイギリスにも進出したとのこと。日本でも展開してもらえたら嬉しいですけど、無理でしょうね。他、パーティータイムではゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダムや、日本のポッドキャストランキングの話をしてい